森田秋子,小林修二:知的機能が失語症患者の基本ADLに与えている影響―レーブン色彩マトリックス検査を用いて―.高次脳機能研究25:26-32,2005 22:57


因果モデルを仮定して相関を出す。

モデルに使用した要素は

入院時の年齢(AGE)

発症から入院までの期間(POA

バーセル・インデックス(BI)

レーブン色彩マトリックス検査(RCPM)

標準失語症検査(SLTA)

体幹下肢運動年齢(MOA)

上肢機能得点(MFS)



結果

SLTAの成績は基本ADLと相関なし

RCPMの成績は基本ADLと相関が高い



発症から時間が経つごとに因果モデルの因子外の要素が強くなる。


疑問
1:重度失語を除外している
2:BIにはそもそも社会やコミュニケーションについての項目がない