Marcelo Bethier：超皮質性失語.波田野和夫監訳,新興医学出版，平成14年

・検査
TCAの境界点（cut−off　score）を提示しているバッテリー
・NCCEA（神経感覚センター失語包括検査：Neurosensory　Center　Comprehensive　Examination　for　Aphasia）
・WAB（西部失語症検査：Western　Aphasia　Battery）
・BDAE（ボストン失語診断検査：Boston　Diagnostic　Aphasia　Examination）
・AAT（アーヘン失語検査：Aachen　Aphasia　Test）

WAB：
文章完成→補完現象を簡略に評価する
失語プロフィールを分類できる

・反響症状
反響言語（echolaila）→即発型→自動的
　　　 　　　　　　　　　　→減弱型：「自動的」からより軽度、「随意的」への経過での反応
　　　　 　　　　　　　　→努力性
　　　　　 　　　　　 →遅延型

反響言語（echo-answer）

反響的同意（echoing　approval）：
厳密には反響言語ではない、復唱しない。
　肯定的な質問→yes、excactly　否定的な質問→no、absolutly　not

混入（contamination）：自分の言いたい語の代わりに聞いた語が非意図的に含入する

補完現象（completion　phenomenon）

反響行為（echopraxia）→即発型
　　　　　　　　　 →遅延型
「定義上，反響行為は運動行為の「正しい」模倣を必要」とし、TCAは「しばしば四肢失行（Limb　apraxia）と共存する」（p.171）

反響書字（echographia）→自動的
　　　　　　 　　　 →減弱型or選択的
（p.161．図6.1　反響症状の分類の訳およびメモ添付）